みなさん!!
膝が痛いなあと感じたことはありませんか?
膝の痛みは近年では高齢者だけではなく、若年者においても急増しています。
その膝の痛みが原因で正しく歩けてない、生活に支障をきたしている人が多くなっているんです。
今回はその膝の痛みが実はお尻からきている可能性について紹介していきます!
この記事の信頼性
- 著者が理学療法士
- 文献を元に書いている
- 実際に患者さんに実施している
目次
なぜ、膝が痛くなるのか?
膝の痛みは立ったり座ったり、歩いた時などに出ませんか?
これは膝関節に負担がかかって膝の痛みが出てきているんです。
<正常な膝関節の場合>
関節の表面は弾力に富んだ軟骨で覆われていて衝撃を和らげたり、動きをスムースにしてくれます。
<異常な膝関節の場合>
上の写真のように軟骨がすり減り、骨同士がぶつかり痛みが生じます。
軟骨は骨同士がぶつからないようなクッションの役割をしています。
酷くなると半月板損傷や変形性膝関節症となるケースもあり手術も必要となってくるんです!
膝の痛みがでる原因は?
今回は、運動不足などによる筋力低下について深ぼりしていきたいと思います。
筋力が落ちると膝の痛みにつながる
まず、初めにどこの筋力が落ちると膝の痛みに繋がるのか??
ということで、みなさんが想像したのは膝周りの筋肉が多いのではないでしょうか。
それも正しいですが、原因は実はそれだけではないんです!!
その原因とは・・・
お尻の筋肉が膝の痛みの原因になるの??
膝が痛いときはどうしても膝周りの筋肉に目がいってしまって自分でマッサージしたり、湿布を貼ったり、塗薬を塗ったりすることがあるのではないでしょうか?
でも、何故か治らないなあと悩んでいる人も多いと思います。
実はお尻の筋肉も膝の痛みの原因になることがあるんです!
お尻の筋肉って思っている以上に凄く大事なので紹介していきます!
お尻の筋肉の重要性
お尻の筋肉と言ってもたくさんあるのですが、今回は大殿筋と中殿筋、について紹介します。
大殿筋は大きく、股関節をねじる作用もあり大殿筋の筋力が低下すると、膝だけでなく腰にも負担がかかってしまい、ヘルニアになる可能性もあるので要注意です。
中殿筋は片脚立ちを安定させてくれるため、歩くときにとっても重要なんです!
高齢者ではこの中殿筋が弱っているため、体をゆらゆら揺らしながら歩いている方もいらっしゃいます。
そして、これらの筋肉には膝への衝撃を防ぐ役割もあるんです!!
逆を言えば、お尻の筋力がないと膝への衝撃が多くなり、膝の痛みに繋がってくるんです!
お尻のトレーニングの簡単な方法
それでは、一緒にお尻のトレーニングをして膝の痛みとおさらばしましょう!!
簡単なトレーニングを紹介します!!
大殿筋のトレーニング
step
1
まずは左の写真のような姿勢をとってください。
*右の大殿筋のトレーニングをします。
step
2
右の写真のように右のお尻に力をいれてお尻と左の足を上に持ち上げます。
できれば、腰はあまり浮かしすぎないようにしましょう。
腰が浮いてしまうと、脊柱起立筋などの背筋群に刺激が入ってしまうので大殿筋の効果が薄れてしまいます。
上げたら、5秒間キープします。
step
3
5秒間キープしたら、ゆっくりと降ろします。
中殿筋のトレーニング
step
1
壁か何か正面に手を置ける場所の前に立ちましょう
*左中殿筋のトレーニングをします。
step
2
左足をゆっくり斜め後ろに上げます。
この時に体がねじったり、足が開いてしまわないようにしましょう
足が開くと大腿筋膜張筋という筋肉に刺激がいくため、中殿筋の効果が薄れてしまいます。
上げたら5秒間キープします。
step
3
5秒間キープしたら、ゆっくりと降ろします。
ポイント
- 1セット10回を3セットすることをオススメします。
- ゆっくりと上げて使っている筋肉を意識しながら行いましょう。
- 実は下ろすときの方が大事なので意識して下ろしましょう
まとめ
- 膝の痛みの原因はたくさんある
- 膝の痛みの原因の1つにお尻の筋肉が関与している
- お尻の筋肉は生活をする上で非常に重要
- お尻の筋肉を鍛えることで膝の痛みが和らぐ可能性がある
以上、膝の痛みの原因は実はお尻から!?トレーニング法も紹介でした。
最後まで記事をお読みいただきありがとうございました。